Bridgestone Open 2016

▶ 大会レポート


▶練習日   ■ 1st   ▶2nd   ▶3rd   ▶Final  


大会レポート:明暗が分かれたスネデカー&デシャンボー 「TOUR B」メンバーからアマチュアへのワンポイントレッスン①,② プロの朝ごはん

明暗が分かれたスネデカー&デシャンボー

デシャンボー  ブラント・スネデカーとブライソン・デシャンボー。注目の海外招待選手は明暗がくっきり分かれた。 明らかに違ったのはパット。デシャンボーは再三のバーディチャンスをことごとく外した。


「打てていませんね。上り下りにかかわらず、イージーなラインで最後にボールが垂れている。 ショットは悪くないのでもったいない」とは、今大会JGTOのコースセッティングアドバイザーを務める佐藤信人プロ。 手にしたヤーデージブックとデシャンボーのパットを見比べながら首をひねった。


 パットの不調がショットにも影響したのか、ハーフターン後の1番ホールでダブルパー。 続く2番ホールを終えたところでやむなく競技を棄権した。 理由は1番ホールでドライバーを打ったときに背中を痛めた感じがあったため。 本人も「アクシデントとしかいいようがありません。ベストのゴルフが見せられず残念です」とコメント。 ゴルフサイエンティストの日本におけるプロデビュー戦はホロ苦いものになった。 スネデカー


 対照的にスネデカーは百戦錬磨のベテランらしいゴルフを展開。 ショットは決して良くなく、ラフのみならずバンカーにティショットを入れることも。 あがりの9番ホールではフェアウェイから一度も打てなかった。


 それでも2アンダーでフィニッシュできたのは危ないパットがなかったから。 アドレス後、間髪を置かず小さな振り幅でパチンとヒットしたボールは微妙な距離でもカップイン。 ロングパットもスーッとカップに寄り添った。 「ラフに入れたとき、どうしのぐかがポイント」と口にしていたように、ラフに翻弄されたホールでもパットが見事な火消し役を担っていた。



初日トップは谷原秀人。本大会パー71における最少ストローク62


谷原秀人  グリーンのスピードは出ているが、グリーン面自体は柔らかめなのが今年の袖ヶ浦。 カップの位置を決めている前出の佐藤プロも「速いけれどコンパクションが出ないのでボールが止まります。 この感じだと、どこにカップを切ってもパット巧者はスコアを伸ばしてきそう…」と心配顔をのぞかせたが、それは現実になった。


 初日トップのスコアは9アンダー。先週、賞金王レースで先頭の座を池田勇太に渡した谷原秀人がロケットスタートを決めたのだ。 62のスコアは、本大会パー71における最少ストローク。なおかつ自身の18ホール最少ストロークを1打更新するものだった。


 ともにラウンドしたブリヂストンスポーツ契約選手の長谷川祥平は 「すごいゴルフでした。ティショットは曲がらないしアイアンもいい。でも一番すごかったのはパットです。 谷原さんはすべてのパットを同じタッチで打てていた。だからボールが読んだ通りのラインに乗って入る。 これは頭ではわかっていても、なかなかできないこと。すごく勉強になりました」と語った。


 谷原を筆頭に、5アンダーの5位タイ金庚泰、4アンダーの8位タイに時松隆光ら、佐藤アドバイザーの言うとおり、やはり上位にはパット巧者が多く見られた。


東北福祉大3年のアマチュア・比嘉一貴さんが単独4位


比嘉一貴  谷原に続く上位には外国勢の名前が目立つが、そんな中ひとり気を吐いたのがアマチュアの比嘉一貴さん。 先週の日本オープンでローアマチュアとなり、月曜日に出場が決まった東北福祉大3年生だ。 「試合が続くので出場は見合わせたらどうか、と監督に言われたのですが、いい流れできているので自分から出たいとお願いしました。 今日はティショットが楽に打てて流れに乗れましたね」と6アンダー、4位の初日を振り返った。 尻上がりに良くなるタイプで初日から突っ走るパターンはあまりないとのことだが、そこはイキのいい若手。勢いのまま突っ走ってくれるだろう。